ぬかたの夏の風物詩といえば「おかざきかき氷街道」ですね。
今年のかき氷街道にはどれもこれも魅力的な11店舗が出店しています。
ぬかたの恵み超軟水「仙水」氷で作るまろやかなかき氷は真夏のサイクリングで火照ったからだを優しくクールダウンしてくれる・・・はずでした。
それが最初に訪れた店舗は75分待ちの満員であきらめ、二日後に再訪すれば目の前で売り切れになるやら別の店舗へはしごしても受け付け終了だったりでなかなかありつけず、かき氷街道は汗と涙だけが流れる街道に。
でも、サイクリストは決してあきらめません。
炎天下、汗だくのサイクリストこそがかき氷を食すにふさわしい旅人と知っていますから。

おかざきかき氷街道「カフェ柚子木」でベトナムチェー氷をいただく
かおれ渓谷とくらがり渓谷をつなぐ激坂とかき氷街道
なんて言ってみても、筆者は体力低下気味の「なんちゃって」サイクリストです。
電動アシスト自転車の魅力を知ってしまってからはずっとこれを愛用しているのであまりかっこいいことはいえません。
真正サイクリストから見たら電動アシストに乗っているやつなんかサイクリストじゃないよと言われそうですが、体力、筋力共に落ちかけているシニアにとってはもう手放せません。
電動アシスト自転車ならシニアだってまだまだ若者サイクリスト並みに山道、坂道、峠道だって走れます。
いざ激坂へ!です。
今回は、日近の里のかおれ渓谷とくらがり渓谷をつなぐぬかたの激坂「千万町坂」を自転車で走る緑いっぱいのおかざきかき氷街道の魅力をご紹介してみましょう。
日近の里かおれ渓谷から「千万町坂」へ
かおれ渓谷に日近太鼓の音がひびく
今夏、大好きな「日近の里」は三度目です。
日近の里では戦国時代の山城、日近城址やかおれ渓谷などで散策や川遊びなどがたのしめます。
こちらの記事でもくわしく案内していますのでご参照ください。
昨年まではかおれ渓谷にはおかざきかき氷街道に出店する「林音@日近の里」がありましたが、今年は残念ながら営業していません。
おかざきかき氷街道ののぼり旗は日近太鼓ののぼり旗に替わっていて太鼓の「練成」中でした。

日近太鼓錬成場前から
太鼓の練習は「日近太鼓錬成場」とあるように技術だけではなく心身も鍛える意であろう「錬成」と呼んでいるところに興味を引かれます。
ドンドンと渓谷に鳴り響く太鼓の音もずっと聴いていたかったところですが、「つどいのひろば」前から県道35号を自転車で333号、334号と経由して激坂「千万町坂」へと向います。

日近太鼓「錬成」の音が流れるかおれ渓谷
かおれ渓谷沿いの林道は緑が生い茂り、その多くは木陰となるので夏の強烈な日差しを遮ってくれます。
また自転車で走っていると頭上の四方八方から蝉しぐれがエコーとなって降り注いできます。
エアコンを効かせた車でのドライブでは決して気づかない風情な景色はサイクリストこそが味わえる特権ですね。
汗を拭くためにときどき立ち止まれば、乙川の穏やかな流れや山里の何気ない緑の風景にも癒やされます。

乙川と東向寺
東向寺に寄り道して千万町楽校へ向かいます。
東向寺は左甚五郎の弟子の作といわれる築250年になる山門や石垣、サルスベリの大木がみごとですね。

東向寺で一休み
激坂には親心がつまっていた!給食パンの歴史道
昭和の親の汗が染みこんでいる「千万町坂」
閉校した千万町小学校の跡地にふるさと作りの拠点として再出発した「千万町楽校」前で乙川を渡ります。
県道334号に入るといよいよ「千万町坂」です。
ここから南下して千万町口バス停までの約4km、標高差300mを下ります。
最大勾配は16%もあります(冒頭写真)。
千万町坂は昭和の昔、坂があまりに急で学童給食のパン運搬車が上れないために往復10kmの道のりを保護者が交代でパンを背負子にしょって運んでくれたという激坂です。
どれだけ親たちの汗がしたたり落ちた道だったことでしょう。

千万町楽校前から激坂「千万町坂」へ
まだある激坂「寸五郎坂」のふしぎ
令和の千万町坂は自転車で千万町楽校から千万町口へと向かうならば爽快なダウンヒルです。
下りっぱなしでかき氷を食べるのでは「汗」が足りませんので、途中「寸五郎坂」に寄り道をしていくことにします。
寸五郎坂は木下町炭矢の集落と千万町坂の中間地点を結ぶ峠道で途中までは舗装された細い山道になっています。
分岐の登り口には水神様の方角を示す手書きの看板が落ちていて以前から気になっていた細道です。

寸五郎坂分岐
出だしから急坂でわざわざ自転車で訪れているもの好きな人は少なさそうですが、細道、寄り道が大好きな筆者は性分なので仕方ありません。
頼れる相棒、電動アシスト自転車「ADO AIR 20 PRO」にまたがって寸五郎坂にアタックします。
気合いを入れて上り始めましたが、一旦足をつくともう自転車で上ることは不可能で、結局途中からは汗だくになって押し歩く羽目になりました。

寸五郎坂を上る
でもこのくらい汗を流してゆけばあとできっと冷たいかき氷が待っていてくれるはずです。
山道はやがて舗装も途切れ、自転車を残置してさらに奥へとあるくと、山道脇に個人が祀ったと思われる小さな供養塔に出合います。
どうしてこんな坂の上に?とあとから調べてみても涙の謂れも水神様もわからずじまいでした。
激坂はともだち!かき氷チャージで「千万町坂」を上り返す
寸五郎坂を引き返し、ふたたび千万町坂のつづきを快適に下ります。
千万町口で左折して県道37号をくらがり渓谷方面へと向かい「カフェ柚子木」をめざします。
昼時のカフェは団体客もみえましたが、今夏三回目のおかざきかき氷街道でやっとかき氷チャージができました。
真夏の体力測定
かき氷は南国風味たっぷりな「ベトナムチェー氷」をいただいたのち、街道沿いの細道を気の向くままにサイクリングしながら千万町口まで戻ります。
途中、瑞雲寺では門脇のベンチをお借りしておにぎりと冷たいお茶で青空ランチにしてみました。
芭蕉の句が刻まれた道標や手入れされた境内の植栽とりっぱな本堂が風情ある借景となり、持参したおにぎりは料亭のランチにだって負けないうまさです。

芭蕉句の道標と瑞雲寺
お腹を満たし、千万町口のバス停まえまで来て時計を確認したらいよいよ千万町坂を上り返します。
かき氷は激坂を上ったごほうびとしていた手前、すでに食べてしまっている身ではなんとしてでもこの坂を上りきらねばなりません。
去年は頼れる電動アシスト自転車「ADO AIR 20 PRO」のアシストパワーを借りて上りきっています。
激坂はともだち、さあスタート!
何台もの車やバイクに追い越されながらも”17分40秒”で何とか完登することができました。
自らに課した真夏の体力測定で去年並の体力を維持していることがわかり、合格判定してもよさそうです。

千万町坂を上り切り千万町楽校が見えた
坂を上りきり千万町楽校が見えれば車を停めた日近の里まではゆるやかな下り坂がつづきます。
快適に自転車を駆って県道をかおれ渓谷まで戻ります。
お盆もすぎて家族連れの喧騒がひいた緑の渓谷に下りて汗を拭い、真夏のおかざきかき氷街道の自転車旅を終了します。

旅の終わりに水辺で一休み
9月30日までつづく「おかざきかき氷街道」へかき氷が数段美味しくなる自転車旅でお出かでしてみてはいかがでしょうか。
電動アシスト自転車「ADO AIR 20 PRO」の魅力はこちらの記事でも紹介しています。
アウトドア好きアクティブシニアを強力アシスト!【ADO AIR 20 PRO】実走レビュー
| 管理人探訪日 | 2026年8月20日 |
| 日近の里駐車場発 | 10:02 |
| 日近の里駐車場戻り | 13:54 |
