【標高86m小牧山(駒来山)】干支ハイクで春山ウォーミングアップ

小牧山山頂に建つ小牧山歴史館 愛知の山、自然
小牧山山頂に建つ小牧山歴史館

小牧山は空撮写真などで見るとまるで市街地の中のオアシスのごとくそこだけ特異な緑の丘陵地になっていることがよくわかる。

小牧市のシンボルともいえる小牧山は織田信長が美濃攻略の拠点として小牧山城を築いた歴史の舞台であるが、現在では山頂には「小牧山歴史館」が建っていて戦国の歴史にふれることができるようになっている。

標高はわずかに86mほどながら山城の址が残り、山頂からは好展望が望めるとあって歴史ファン、山城好きのハイカーにとっては魅惑のアウトドアスポットになっている。

折しも大河ドラマの舞台としても登場する小牧山は駒来山とも別称された山だ。

まだ午年の干支ハイキングを済ませていない方やすこし暖かくなってそろそろ山にでもでかけてみようかなと思っている人にとっても、ドラマの追体験や春山ハイクの足慣らしにうってつけの山だろう。

小牧山(駒来山)で干支ハイクと春山登山の足慣らし

小牧山で午年の干支ハイキング

小牧山はかつてこの地で馬市がよく催されたことから曳馬山、引馬山、駒来山などとも称されたことが地誌や伝承レベルで語られている。

現代の愛知県内には馬の字がそのまま冠された山はあまり思い浮かばない。

令和8年の干支ハイキングをまだ済ませておらず、どうもすっきりしていないという向きには小牧山は貴重な選択肢と言えそうだ。

春山登山の足慣らしにもおすすめ

一年中山へ出かけている人は別にして、冬期の登山を控えていた方であれば昨今の陽気でそろそろ山へ行きたくてうずうずしているのではないだろうか。

小牧山は街なかにあって安心して歩くことができるし、あえて不要な装備を持参するなりして本格的な春山登山のいでたちで出かけてみるのもおすすめである。

すると久しぶりに担ぐザックがとても重く感じられて、歩けば冬の間になまっていた体はあちこち痛くなったり、登山に必要な準備もあれこれ忘れていることに気がついたりする。

そうやってつぎにでかける山で経験したかもしれない準備不足や失敗をゆる山で安全に先取りしておくことで春からの本格的な登山やハイキングの安心安全につなげることができるはずだ。

しばらく使っていない装備の点検などもこの際に一通りやってザックに詰めていきたい。

もっともあまり大きなザックを担いで歩いていると奇異な目で見られそうだが。

大河ドラマを追体験できる!小牧山の見どころ

小牧山城史跡情報館「れきしるこまき」

今年の大河ドラマ「豊臣兄弟」にも登場してくる小牧山にはふもとにある小牧山城史跡情報館の「れきしるこまき」を起点に「大手道コース」「自然満喫コース」「搦手道コース」の3本の散策コースが整備されている。

小牧山の案内図や散策コースは市のホームページや「史跡小牧山」のホームページなどで参照できるので事前に確認してでかけたい。

どこから歩いても構わないが、初めての場合は、れきしるこまきに立ち寄ってから大手道コースで山頂の「小牧山歴史館」を訪れるのがよいのではないだろうか。

情報館や歴史館ではさらに詳しい各種ガイドマップなども入手できるので小牧山をくまなく歩くのに役立つ。

大手道コース

市役所前の大手口から小牧山城の正面ルートである「大手道」を登るコース。

大手道

大手道

手前の山の南面には小牧・長久手の戦いで徳川家康によって改修された土塁や堀が復元整備されていて見どころになっている。

復元整備された土塁

復元整備された土塁

小牧山歴史館と山頂からの眺望

山頂にある「小牧山歴史館」では最上階に外回廊がめぐらされていて信長や家康も見たであろう景色を想像できる素晴らしい眺めをたのしめる。

小牧山歴史館

小牧山歴史館

東西南北の遠景について写真や説明があるので戦国武将たちが対峙した砦や城などの方位、距離感がわかってとても興味深い。

有料の望遠鏡が設置されているが筆者のおすすめは自分で双眼鏡を持参していくことだ。

双眼鏡で見わたせば眼下の町並や遠方の景色も戦国時代の様相となって目に浮かんでくるようだ。

歴史館の展示内容も各所で腰を下ろしてじっくりと学べるので大河ドラマの進展にも期待がふくらむ。

自然満喫コース

歴史館を出て再び散策に向かう。

自然満喫コースは日本で唯一の「おちちのお寺」間々観音の千手観音が降誕したという「観音洞」などを経由するウォーキング、ランニングコースになっている。

観音洞には「間々乳観音出現霊場」と刻まれた碑とクスノキの大木が立ち見どころとなっている。

観音洞

観音洞

ほかにも自然満喫コース沿いには石垣用の石を採集したとみられる採石場があって山城ファンには興味深いところだろう。

現場には特に明示はなくてすこし見つけにくいが、ガイドマップをたよりに散策コースをくまなく歩けば見つけることができる。

採石場

採石場

小牧山城の石垣の石はほかにも小牧山北東にある岩崎山から運んだと思われる花崗岩が使用されていたことが判明している。

岩崎山は小牧・長久手の合戦時には秀吉方の砦として使用されたところだ。

小牧山歴史館の外回廊から岩崎山方面を見わたしてみれば目と鼻の先。

羽柴方と徳川方が対峙していた当時の緊張感を間近に体感することができる。

搦手道コース

搦手道コースは帯曲輪に沿って散策できるコースで土塁断面展示施設などは見どころだ。

徳川家康による改修で築かれた土塁の断面を観察することができてとても興味深い。

土塁断面展示施設

土塁断面展示施設

帯曲輪周辺はトイレも設置されたひらけた広場になっている。

疲れたらお気に入りの場所でお弁当をひろげて青空ランチにするのもありだ。

帯曲輪

帯曲輪

ハイカーなら一通り散策コースを歩いてみたいが、小牧山城の南には城下町もひろがっていたわけで点在する遺跡群など見どころはまだまだたくさんある。

小牧山は標高は小粒ながら春山の足慣らしには十分歩かされるトレーニングになるだろう。

管理人探訪日 2026年2月26日

 

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