東海の「昇仙峡」とも呼ばれる王滝渓谷をめぐり、巨岩が屹立する天下峯で展望ランチを楽しみます。
青空ランチワンポイント
9月下旬。紅葉にはまだ早いこの時期は観光客、登山者も少なく静かな散策、ハイキングが楽しめます。
王滝渓谷の各園地でのんびりとお弁当を広げるも良し、天下峯山頂でのお昼なら巨岩の上で六所山、焙烙山を眺めつつおにぎりを頬張るも良しです。尚、山頂は岩ですのでお子様連れなど転落には注意が必要です。
王滝渓谷散策
王滝渓谷駐車場から龍門園地、椿木園地、王滝湖園地、古美山園地を巡ります。
王滝渓谷駐車場から龍門園地 (歩行時間15分)
王滝渓谷駐車場からあじさいの自生する県道39号の歩道を巴川沿いに150mほど進み滝穂橋を左に見て王滝渓谷へと右折します。常夜燈が右に現れしばらく仁王川左岸を進むと龍門園地に到着します。トイレと9台ほどの駐車スペースがあります。
妙昌寺、不動山展望台を経て椿木園地(歩行時間50分)
妙昌寺は渓谷に架かる龍門橋から数分です。徳川家のルーツ松平家と深いつながりのある曹洞宗の寺院。渓谷に面した古い門をくぐると仏法守護と伽藍守護が配された本堂と左手に鐘楼があります。
寺から渓谷に戻り上流へ向かうと数分で不動山展望台への道を左に分けます。展望台へは330m。往復30分ほどみておきましょう。椿木園地へは展望台登り口から20分ほどで到着します。
椿木園地から宮川散策道を経て古美山園地へ(歩行時間40分)
椿木園地から渓谷を上流へと進み、赤い王滝湖大橋を過ぎるとバーベキュー場に到着します。河原や王滝湖園地でゆっくり青空ランチにするのもおすすめです。天下峯にも登りたい場合は河原から宮川散策道へ入り巨岩の点在する古美山園地へ向かいましょう。散策道は足元が少し悪いので注意が必要です。
天下峯登山
古美山園地ではフリークライミングやボルダリングの愛好家を見かけます。周辺にはいくつもの巨岩と踏み跡があって迷いそうですが慌てずに山腹を巻き下りるとトイレのある古美山園地駐車場に出ます。駐車場の端に天下峯への看板があり登山道が山中へ続いていますが、こちらには入らずにトイレ脇の舗装路を200mほど下って最初のT字路を左折します。しばらく歩くと天下峯の看板と道標があります。先ほどの登山道が左手畑の脇から合流しています。天下峯へは八鉱ぶどう園への道を上がっていきます。
登山口道標から天下峯山頂へ(歩行時間50分)
松平親氏が山頂で天下太平を祈願したと伝えられる巨岩の点在する天下峯へは道標から50分ほどのハイキングです。「松平隼人助親正の墓」、「山姥の足跡」と過ぎるとひょっこりと舗装路に出ます。左手の道路脇に「産の神」が祀られていますが天下峯へは反対側に舗装路を下ります。やがて「とこさぶ道」の標識が見えると山頂に続く登り道が合流してきます。天下峯直下まであと100mです。
天下峯直下の案内板を挟んで道は左右に分かれますが、左右どちらでも頂上に行けます。今回は右の登山道を登り山頂で青空ランチを楽しみ大休止。天気に恵まれれば青空展望レストランになります。下山路は88体の石仏が登山道に沿って安置されている西側の登山道を下りることにします。
梟ヶ城展望台経由で王滝渓谷駐車場へ下山
下山は古美山園地に戻り歌石園地から梟ヶ城展望台を経て王滝渓谷駐車場に下ります。
弘法山を下り古美山園地へ(歩行時間1時間)
天下峯の西側山腹には点々と88体の石仏が安置されており弘法山とも呼ばれています。山頂からの下山路とする場合は所々岩をつかみながらの急な下りとなりますが直下のお堂まであっという間に下ることができます。古美山園地までは来た道を戻ります。
古美山園地から梟ヶ城展望台(歩行時間1時間)
古美山園地からは登りに使用した宮川散策道には下りずに渓谷の右岸を椿木園地、歌石園地とのんびり歩きます。歌石園地で一服したら梟ヶ城展望台を目指します。35分ほどの登りです。展望台周辺の木々が生長していますが、豊田市街方面が眺望できます。
梟ヶ城展望台から王滝渓谷駐車場(歩行時間30分)
梟ヶ城展望台で一服したら王滝渓谷駐車場へ下ります。整備された階段が続きます。歩幅を合わせるのに苦労しながら30分ほど下ると王滝渓谷駐車場に到着です。
管理人山行日 | 2023年9月27日 |
王滝渓谷駐車場発 | 7:45 |
王滝渓谷駐車場戻り | 14:30 |