折りたたみ自転車を【後悔】なしに選ぶには

折りたたみ自転車と一休み 道草、愛知再発見
折りたたみ自転車と木陰のベンチで一休み

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折りたたみ自転車はいざ購入しようと思ってもメリットとデメリットが気になって本当に悩みますよね。この記事では、輪行通勤の経験もある折りたたみ自転車歴かれこれ四半世紀の筆者が実体験に基づいてお伝えできる折りたたみ自転車の特徴と魅力をご紹介します。

そして折りたたみ自転車を選ぶ際のワンポイントアドバイスもぜびご参考になさってください。少しでも折りたたみ自転車を選ぶ際のお役に立てればうれしいです。

この記事のポイント:

デメリットは全部知っておこう!
デメリット上等!使い方や楽しみ方を追求すればメリットが勝る
購入ワンポイントアドバイスは?「トランクにスッキリ入る」これです!

トランクにスッキリ!入る

トランクにスッキリ!入る

こんなに!? 折りたたみ自転車のデメリット

折りたたみ自転車に乗ればすぐに実感するであろうデメリットを先にご紹介します。購入して後悔しないためには試乗できるのが一番ですが、店頭に在庫がないとなかなか試乗できる機会というのは限られます。

また大抵店頭にないものをほしくなるものですから困りますよね。ですので折りたたみ自転車の特性によるデメリットは一通り全部事前に情報を集めて調べておくことが大切です。

ハンドルの切れが軽く不安定

折りたたみ自転車は、一般にシティサイクルなどに比べてタイヤ径が小さく、少しハンドルを切るだけで簡単に車体の向きが変わります。

ハンドルの切れが軽く、初めて乗ると真っ直ぐ走りづらい、不安定だなと感じることが多いです。

上り坂がしんどい

タイヤ径が小さいことにより、上り坂はしんどいです。ペダルのこぎ出しは軽いのですが、タイヤが小径であることでペダルをくるくるとがんばってこがなければなりません。

ハンドルを握りしめて力強くペダルをこぐと前述のハンドルの切れやすさとも相まって車体が振れて坂をのぼるのはしんどいです。

段差や荒れ地、長距離は苦手

折りたたみ自転車はタイヤ径が小さく、フォークも短いため路面からの振動をよくひろいます。段差の乗り越えは最も苦手なところとなります。ハンドルが取られやすく転倒の危険も高まります。

一般に荒れ地の走行長距離の移動には向いていないと考えておきましょう。

速度が落ちやすい

速度が落ちやすいのも折りたたみ自転車の特徴です。タイヤ径が小さいゆえに慣性で走行できる距離が短くなるからです。

タイヤの減りが早い

タイヤの摩耗が早いです。体重がかかる後輪は特に摩耗が早く、タイヤ交換やパンクの機会も相応に増えると思っておきましょう。

サービスパーツの入手や修理が困難なことも

折りたたみ自転車はシティサイクルなどにはない独自の機構を有しているため、多くの専用部品が使われています。

これらが破損すると一般の自転車店ではサービスパーツの入手や修理が困難になったり、対応に時間がかかったりすることがあります。

不適切な使用で思わぬ事故に

折りたたみ自転車はワンタッチ機構やクイック調整機構などのすぐれた構造を有していますが、簡単に調整や折りたたみ、組み戻しができるようになっていることでユーザーの不適切な使用を許してしまうことがあります。

誤った使い方やうっかりミスにより部品の破損、転倒事故に至ることがあります。

高価、盗難の心配

折りたたみ自転車の値段はピンキリですが、高いものは数十万円もします。車体が小型コンパクトであるがゆえに高価なものほど盗難の被害に遭う可能性も高く、防犯には気をつかうところです。

いかかですか。他にも「こんなとこが錆びるの?」とか、「また傷がついた」等々いろいろ気になることが発生しますが、なんかデメリットばかりですね。

ここで述べた折りたたみ自転車のデメリットは折りたたみ自転車の特性からくるものなのでなかなか解消できないものだと考えて、デメリットを受け入れても乗ってみたい魅力があるかという観点でさらに検討してみる方が良いと思います。

デメリット上等!楽しみ方を追求すればメリットが勝る

この記事では折りたたみ自転車の一般的なメリットをあえてご紹介はせずに使い方や楽しみ方のヒントをお伝えしようと思います。

なぜって楽しさを追求してデメリットを受け入れることができるのであれば、残るのはメリットだけになるからです。メリットは後から知っても遅くはありません。

歩くより速い! 歩くように小回りを効かせて走る!

筆者は折りたたみ自転車で急ぐ必要はないと心得ています。どんな折りたたみ自転車でも歩くよりは速く移動できます。下り坂なら2倍、3倍以上早いです。歩くよりは速く、でも急ぐ必要もない。いつもそんな気持ちの余裕を持っていると折りたたみ自転車での移動は心地よいものです。

また、折りたたみ自転車は本当に小回りが効きます。持ち上げることができる重量であればガードレールを跨ぎ越したり、階段だって上れます。細い路地もどこまでも入って行けます。

折りたたみ自転車に乗っていると、行動範囲は「線」ではなく「」で広がることを実感します。身近な近所をサイクリングしていても「あっ、こんなところもあったんだ」と新しい発見をすることがしばしばです。

バイクや自動車は折りたたみ自転車よりも直線的により遠くへでかけることはできますが、出かけた先の機動力は折りたたみ自転車がピカイチです。

小回りが効く折りたたみ自転車は、移動中も移動した先でも「面」で楽しさが広がっていきます。

押し歩きだって楽しいサイクリング&ハイキング

上り坂はどうでしょうか。先ほど折りたたみ自転車は上り坂には不向きという話をしました。筆者は「いいではないですか、しんどくなったら押して歩けば」という考えです。

折りたたみ自転車は頼れる「相棒」です。相棒に乗せてもらって坂道で相棒が音を上げたら、「よしよし、よくがんばった。今度は選手交代、押してあげるよ。一緒に歩こう」です。

筆者はサイクリストハイカーを自認しています。どこへ行くにも車に折りたたみ自転車が積んであります。はじめから自転車に乗る予定のときもそうでないときも、出かけた先でサッと折りたたみ自転車を車から降ろしてサイクリング&ハイキング。押し歩きだって移動の楽しみの真っ最中なのです。

凸凹道も長距離も急がない

ポタリング」ということばがあります。目的地に急いで直行するのではなく、あっちに寄り道、こっちにふらっと立ち止まってはまたペダルをこいで進んでみる。大好きな乗り方です。

折りたたみ自転車のサイズ感はこのポタリングに好適です。折りたたみ自転車は凸凹道も長距離も苦手です。でもその道、何か急ぐ理由ありましたっけ?

これがポイント【トランクにスッキリ入る!】

長年折りたたみ自転車を楽しんでいる筆者が現在使用している折りたたみ自転車で最も心地よく思っていること、気に入っていることをご紹介したいと思います。

それは、「トランクにスッキリ入る!」です。折りたたみ自転車自体の性能ではないので意外ではないでしょうか。積載荷姿も含めて普段の使い勝手にストレスがない、どんな場面も道具と身体と行動がゆるやかに連帯している感じ、しっくりきているということです。

筆者はこのあたりが折りたたみ自転車を購入するにあたってよく確認しておくべき大切なポイントではないかと思っています。

どんな高機能な折りたたみ自転車であっても持ち出すのに時間がかかり、車への搭載や保管に苦労したりストレスを感じているようでは折りたたみ自転車に乗る機会はだんだんと減ってしまうと思うのです。

8インチと16インチの折りたたみ自転車です

8インチと16インチの折りたたみ自転車です

8インチを一台だけ搭載するならこんな感じで収まります。輪行袋からは取り出してあります。

8インチの折りたたみ自転車

8インチの折りたたみ自転車

16インチを1台だけ搭載するとこんな感じです。寝かせても立てても搭載できます。

当て布を外してありますがトランクにスッキリ収まります

当て布を外してありますがトランクにスッキリ収まります

8インチと16インチを2台搭載してもトランク内に余裕で収まります。当て布をしてバンドで固定すれば荷崩れもしません。

2台積んでも余裕で収まります。

2台積んでも余裕で収まります。

車なんか持っていないよという方もいらっしゃるかもしれません。そんな方も折りたたみ自転車が普段の置き場所にスッキリ収まるかどうかを考えてみると良いと思います。ご説明しましょう。

車載スタイルが決まるとお出かけはウキウキ、ワクワク

折りたたみ自転車は自宅からこぎ出す場合や車に積んで出かけて、出かけた先で自転車に乗り換える場合、電車などで輪行する場合等がありますが、筆者は圧倒的に車に積んで出かける派です。車にスッキリ収まっているかいないかは重要な問題なのです。

自転車を車に積載するのに時間がかかったり、車で移動中に自転車がガチャガチャ振動したり倒れたりすると自転車に乗る前からストレスになります。

反対に折りたたみ自転車が車のトランクにスッキリ収まるともうそれだけでウキウキ、ワクワク、早く出かけたくなります。

車への積み下ろしが苦にならない重さにこだわる

折りたたみ自転車の重量は購入するにあたって重要な検討ポイントですが、自分で車への積み下ろしが苦にならない重さ、付き合っていける重さにこだわると良いと思います。

トランクに持ち上げることができてトランクにぴたりと収まり、車で移動中も荷崩れせず、使うときは車から速やかに降ろせる。余分なことに神経をすり減らしたり、体力を使わなければ折りたたみ自転車との旅はいつも快適です。

機動性抜群の折りたたみ自転車ライフが始まる

車を持っていない方は折りたたみ自転車をどこに保管する予定でしょうか?自宅の部屋や玄関などを考えている方もいらっしゃるかもしれません。そんなときも置き場所にピタリと収まるかどうかを検証しておくと良いです。

定位置が決まればもうそれだけでたのしい折りたたみ自転車ライフの始まりです。たちまち自分の機動力や行動力が変わったことに気がつくはずです。毎日の定位置を獲得した折りたたみ自転車は、目が合うたびに早くでかけようと誘ってくれます。

めいっぱい遊んであっという間に撤収の疲れ知らず

保管や車載の定位置がビシッと決まっていると外出やお出かけは迅速です。あっという間に準備完了、移動も移動先でもめいっぱい遊んであっという間に撤収して帰って来ることができます。ストレスフリーの疲れ知らずです。

保管場所にも

大切な折りたたみ自転車はやはり保管場所に気をつかいます。防犯上、戸外の駐輪場には止めておきたくないという方も多いのではないでしょうか。

車のトランク内への保管も盗難防止の解決策とまではいかないにせよ、鍵を余分に一つかけるのと同じ効果はありそうです。そんなときもトランクや自宅の保管場所にピタリと収まるというのは折りたたみ自転車ライフを継続する上でとても重要です。

最後に応援メッセージ

折りたたみ自転車を購入しようとされているみなさん、いかがでしたか。「やっぱりまだやめておこう」になりましたか?「よし、買ってみようかな」になりましたでしょうか?たのしい折りたたみ自転車ライフがありありと想像できたらきっと良い1台に巡り会えると思います。慌てず焦らずご自身の実情に合わせて十分に検討を加えてみてください。

余談ですが、筆者は現在2台の折りたたみ自転車を所有しています。子供じみていて恥ずかしいのですがそれぞれの自転車に名前を付けて楽しんでいます。またいつかブログの中で「相棒」たちをご紹介できればなあと思っています。

この記事を読んで一人でもすばらしい折りたたみ自転車ライフがはじまった人が増えたならとってもうれしいです。それでは今日も「相棒」と行ってきます!

 

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